首や肩の周辺には腕や首が繊細な動きが出来るよう数多くの筋肉が存在しています。
もはや国民病とも言える肩こり
原因の大半は姿勢です
【↓過去記事参照↓】
今回は整骨院に来院される方の訴えで
最も多い筋肉を3つ紹介します!
- キングオブ肩こり筋!僧帽筋
- なで肩の人に多い!?肩甲挙筋
- 肩甲骨はがし!菱形筋
- セルフケア
1.キングオブ肩こり筋!僧帽筋
いわゆる肩こりで最も訴えが多いのがこちらの
僧帽筋そうぼうきん
首から肩、背中にかけて広がっている筋肉で
上部繊維、中部繊維、下部繊維に分かれています。
肩こりでは特に僧帽筋の上部繊維の筋肉の緊張が強く起こります。
お坊さんが被る三角形の帽子?に形が似てることから名付けられたそうです。
肩こりが過度に進行していくと見た目にも変化が起きます。
いわゆる いかり肩です。
ドレスを着る女性はなんだかゴツい印象になってしまいますね。
逆に言えば、僧帽筋の肩こりが解消したら肩まわりがスッキリして細く見えるかもしれません。
2.なで肩の人に多い!?肩甲挙筋
後ろの首筋から肩、肩甲骨にかけて痛い方は肩甲挙筋が緊張しているかもしれません
肩甲挙筋は首の骨(頚椎)1〜4番目から肩甲骨上角までくっつく筋肉です。
この筋肉が硬くなってしまう原因は
- 重いバッグを肩に掛ける
- 首と肩の間に受話器を保持する
- 松葉づえで長時間歩きまわる
- 頭が傾いた状態で長時間本を読む、スマホやパソコンの画面を見る
いずれの場合も肩に力が入り、肩甲骨が上にあがった状態です。
他にも肘かけに長時間肘を乗せていたり、デスクに肘を乗せた状態が長く続く方は要注意です。
元の骨格の可能性もありますが、この筋肉が硬くなるとなで肩になりやすいです。
下着の紐が下がりやすい方や、肩にバッグの紐がかけれない方は肩甲挙筋が硬くなっているかも!
3.肩甲骨はがし!菱形筋
肩甲骨と肩甲骨の間が痛いのはここ。
大菱形筋、小菱形筋
肩甲骨を後ろに引き下げる作用のある筋肉です。ここが硬くなっていると言うことは肩甲骨が外に開いている(外転)。
つまり巻き肩、猫背の状態になっている方に頻発するのです!
片腕の重みは体重の8%と言われていて体重50kgの人で4kg、両腕で8kg
猫背や巻き肩になるだけで常に腕の重みを引っ張り続けることになるので
菱形筋は疲労が蓄積して硬くなってしまいます。
ところでこの菱形筋ですが
体脂肪の燃焼効率が非常に高い褐色脂肪細胞が多く含まれています。
私たちの体では筋肉が熱を生み出しますが、この褐色脂肪細胞の熱産生能力は通常の筋肉の70〜100倍もあるという報告があります。
驚異的!
この筋肉が硬くなって使えてない状態なのはもったいない!
褐色脂肪細胞が活性化するのは、ニンニクやショウガ、カレーなどの発汗作用のあるものを食べたり
肩をダイナミックに回して肩甲骨を大きく動かし、肩甲骨周辺の褐色脂肪細胞を活性化させることができます。
肩を大きく回すことは褐色脂肪細胞の活性化だけでなく肩こりにも非常に有効なのでオススメです
余談ですが肩こり解消のために通っていた患者さまが思いがけずダイエットに成功したと言うケースも多々あります。
4.セルフケア
オススメの肩回しをいくつか紹介しておきます
◎30秒で簡単に出来るのがこちら
【肩甲骨はがし】瞬間30秒!セルフ整体でバキバキ肩こりがスッキリ - YouTube
◎5〜6分時間が取れる方はこちら
【しっかり6分】ガチガチの肩こりを解消するしっかりストレッチ! - YouTube
◎みんな知ってて効果抜群な体操はこちら
[テレビ体操] ラジオ体操第1 | NHK - YouTube
一時的な肩こりの解消であればこんな道具を使っても👍
ただしやりすぎると逆に硬くなったり痛くなることもあるので要注意
おすすめグッズは過去の記事を参照してみて
【まとめ】
いかがだったでしょうか?
ここに載せたのは訴えの特に多い3つの筋肉でした。
「全部痛かった…オワコン」
「違うところが痛い気がする」
「ここであってるのかよく分からない」
そんな方は整骨院や整体などプロに相談してみてもいいかもしれませんね。