歩く機会が減ったり、移動で車を使ったりして足裏の筋肉が弱くなると扁平足になりやすくなります。
現代人は靴や靴下を履く生活に慣れているため、昔に比べて扁平足になりがちです。
扁平足だと不都合があるの?といった疑問を持つ人もいると思います。
今回は扁平足の原因や影響、改善方法をご紹介します!
1.扁平足ってどんな状態?
2.扁平足の原因
3.扁平足になると起こること
4.扁平足の改善方法
1.扁平足ってどんな状態?
足の裏に土踏まずがなく、真っ平らな状態を【扁平足】といいます。
人間は誰しも生まれた時には足の裏が真っ平らな状態です。
通常は成長するにつれて土踏まずが形成されていきますが、
先天的な遺伝によって扁平足になる人と
足の筋力や靭帯の強さが関係して後天的に扁平足になる人がいます。
近年では外で遊ぶ子どもが減ってきて、足の力が弱くなり
後天的な扁平足が増えていると言われています。
2.扁平足の原因
足の裏の構造はアーチ式になっていて
主に内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つのアーチがあります。
アーチの役割は
【体重を支える】石橋のアーチのように大きな重量を支える
【バネ】重心の移動をスムーズにして地面の蹴り出しをサポート
【クッション】着地したときの衝撃の吸収
の3つです。
足の裏にも筋肉がありますが、この筋肉が上手く発達していないと足裏のアーチが落ちてしまいます。
原因は以下のようなものがあります。
・運動(歩き)不足
・あわない靴を履き続ける
・姿勢(X脚や回内足)
・歩き方や走り方のフォーム
・足指がうまく使えていない
3.扁平足になると起こること
扁平足を放置したり、アーチの低下がすすむとアーチの役割がうまく働かず色々な弊害が出てきます。
・衝撃が吸収できず、足が疲れやすくなる
・歩き姿勢が悪くなることで膝痛、腰痛、肩こりの原因になる
・走り方が悪くなりシンスプリントなどのスポーツ障害の原因になる
・外反母趾になりやすくなる
・足裏の血行が悪くなってむくみや冷えの原因になる
4.扁平足の改善方法
幼稚園〜小学生くらいまでで土踏まずが柔らかく痛みがない場合は無理に治す必要はありません。成長と共に土踏まずが形成されてくるからです。
しかし、子どもや大人に関わらず裸足で歩くことは大事です。
時には靴や靴下を脱いで足や足指を使って大胆な遊びを楽しみましょう!
成人で扁平足の人は足の使い方を変えて綺麗な土踏まずを作りましょう。
以下のポイントに注意して下さい。
・土踏まずに体重をかけるクセをやめる(X脚、回内足の改善)
・足指を使って地面をつかむように歩く
・足首を柔軟に動かせるようにする
※扁平足により頻繁に足裏に痛みを感じる場合は治療が必要です。
程度がひどい場合は手術の適応になることがあるので、痛みがある場合はまず整形外科を受診してください。
◎扁平足改善アイテム
扁平足改善にはX脚や回内足の改善が有効です。
普段からインソールを使ってみるのもオススメ
◎扁平足改善エクササイズ
【足指ジャンケン】
扁平足を治すには足の裏の筋肉をつける必要があります。
・グー→足指全てを足裏側に曲げる
・チョキ→親指だけ上に上げて他の4本は下に下げる
・パー→全ての指を外に開く
筋力のおとろえがある人は最初うまく動かせませんが続けてやっていると慣れてきます。
足指ジャンケンがうまく出来るようになってくると足裏の筋肉がかなりついてきた状態と言えるでしょう。
【タオルギャザー】
椅子に浅く座る
→床に広げたタオルの端に足を乗せる
→かかとを支点にして床に広げたタオルを足指全体でたぐり寄せる
*かかとを浮かさないよう注意
上手にたぐり寄せ出来なくても20回程度(もしくは足裏の筋肉に疲労感が残る程度)やってみましょう!
扁平足は基本的には足の筋肉を鍛えることで治ります。
是非紹介したトレーニングをやってみてください!
扁平足をあなどっていると最悪歩行困難におちいることもあります。
皆さんの参考になれば幸いです❤️